中世都市ベルグハイムの村はずれ、標高220~230mのグラスベルグ(Grasberg)の丘、南側面の急斜面にブドウ畑が広がっています。
畑の中心にあるジュラ紀初期と中期の石灰岩と泥灰土が重なり合ってできたリボーヴィレ断層によって、ここの土壌は小石が大量に混ざった土が浅く、化石を豊富に含む赤い泥灰岩・石灰岩土壌です。
畑の方角は真南、ヴォージュ山脈の麓から離れ急斜面が小さな支流ベルゲンバッハ(Bergenbach)まで続く、気温と湿度が非常に安定した暑く暖かいミクロクリマの恩恵を受けています。
総面積35.06ヘクタールのブドウ畑は、その地形的条件や性質から、ゲヴュルツトラミネールとリースリングを主に栽培しています。
アルテンベルグは、12世紀から偉大なワインの生産地で有名であることが、ベルグハイムの生産者の誇りです。周辺地域に関する資料に残された数多くの引用から、この地でのブドウ栽培に対する特別な思いれを強調しています。
力強く男性的な質感と繊細で洗練されたアロマの表現力の組み合わせが完璧であるからこそ、アルテンベルグのグランクリュはガストロノミーに相応しい卓越したワインなのです。