アルテンベルグの西、ベルグハイムの端に位置する特級畑は、南から南西の方角に向いており、平均標高250mのカンツラーベルグの斜面に広がっています。
土壌は非常に重く、灰色の泥灰土と三畳紀コイパーの黒い石膏、基盤岩はジュラ紀ムッシェルカルクの石灰岩が構成する粘土質石灰岩土壌です。
総面積3.23ヘクタールの畑では、トケイ・ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、特にリースリングが特徴的なこの土壌での栽培に適しています。
1312年、ドメーヌを所有していた聖ヨハネ騎士団が解散した日付よりもはるか以前に、この丘でのブドウ栽培はすでに行われていました。その品質の高さを証明するように、ここで収穫されたブドウは個別に醸造が行われていました。
グラン・クリュ・カンツラーベルグは、重い土壌と品種それぞれのアロマから生まれる力強さと豊満さを味わうためには、熟成が必要となるワインです。