アルザスワインのヴィンテージ

1995年

対照的なヴィンテージ

天候

6月中旬以降に始まった不規則でやや遅めの開花期、寒く雨が多かったために、多くの区画で点在的にミルランダージュ(結実不良)が発生しました。しかし7月に記録的な日照時間と気温という非常に良い気象条件に恵まれたことで、1995年のアルザス地方は、質も量も素晴らしい収穫になると予想されたのです。

しかし残念なことに、9月に多くの雨が降るという異常気象により、3年連続で素晴らしい収穫の予想が裏切られたのです。ブドウの成熟度が十分に進んでいた事も考慮し、予定よりも早く収穫が開始しました。

収穫

開始直後は、気まぐれな天候と見合わせながら、多くの区画でブドウの品質を慎重に見極めながら収穫する必要がありました。

一方、10月の中旬と下旬には、素晴らしい天候に恵まれたことで、酸味との調和が取れた非常に高い糖度を含むブドウを収穫することが出来ました。

その結果、特にアルザス地方の北部と南部では、全体的に質と量の両方で対照的な収穫となりました(通常は均一)。

 

夏の間は平均を超える量を収穫しましたが、最終的にアルザスの生産者にとって平均よりもかなり低い1 089 000hlの収穫量となりました。

AOCクレマン・ダルザスに関しては、オーセロワとシャルドネは9月21日、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、リースリングは9月25日に収穫が始まりました。その後、10月5日にAOCアルザスおよびアルザス・グラン・クリュの収穫が始まりました。

ワイン

1995年は、特別な成熟度を示すリースリング、将来有望な豊かさを示すピノ(特にトケイ・ピノ・グリ)において成功の年と言えるでしょう。

この年は、多くのヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルが、最高のキュヴェに仲間入りしました。

アルザスワイン委員会(C.I.V.A.)
1995年12月15日

テイスティングノート

グラン・クリュ・マンブール・リースリング1995-マルク・テンペ

樹齢の高いブドウの木で育てた完熟ブドウを長期のシュール・リー熟成させた驚くほどドライなバランスの良いワイン。スモーキーなアロマがマンブールにスパイシーな特徴を与え、真っすぐな口当たりが泥灰土石灰質なテロワールの奥深さを表現しています。時と共に素晴らしい変化を見せるワインです。(2006年11月試飲)

クレマン・ダルザス1995-セピ・ランドマン

1年間瓶内二次発酵させた後、デゴルジュマン(澱抜き)させたキュヴェが、嬉しいことに非常に素晴らしい仕上がりに。熟成によって生まれた麦わら色、非常に細かい泡、ドライフルーツとビスケットの香り、コンパクトな泡を感じる密度の高い味わいです。時と共に非常に良く成長した、爽やかさ満点のワインです。スパークリングワイン生産地として培ってきたノウハウを証明する熟成能力の高い素晴らしい一本です。(2009年5月試飲)

ヴィンテージ2011によく似た、ワインによって熟成能力に大きな幅のある非常に不均一なヴィンテージです。品種によって異なる成熟度と非常にばらつきのある貴腐菌の付着など、収穫時におけるブドウの成熟度と衛生状態の違いが、ワインのバランスに影響を与えました。このような年ですが、早期収穫のためクレマン・ダルザスは確かな品質を誇っています。

ティエリー・メイエ(Thierry Meyer)
2016年、エノテーク・アルザス、講師

アルザスワインのヴィンテージ

ブドウ収穫はその年によって変化します!毎年、自然の理とでもいうべき異なる気象条件がブドウ栽培者に課せられます。 年によって、これら気候の変化がワインの品質に影響を与えます。特にこれらの要素は、ボトルでの熟成に対してある種の指標を与えます。

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