素晴らしきテロワール

自然の恩恵を受けるブドウ畑

ワイン生産者によって受け継がれてきた価値ある遺産

この地方におけるブドウ栽培の歴史は、ゲルマンとローマの影響を受けています。

紀元1世紀に入ってすぐ、ローマ人によってもたらされたブドウ栽培は、メロヴィング朝とカロリング朝に入って復活します。最初の千年紀が終わる頃、アルザスでは160ヵ所の土地でブドウが栽培されており、中世時代のアルザスワインは、ヨーロッパで最も高級なワインの一つとして数えられていました。現在、土地に対する深い敬意を基盤とし、何世紀にも渡って受け継がれてきた伝統は、テロワールに適した栽培方法や自然を守る取り組み、それぞれの土壌およびブドウ品種が持つ特性を尊重する姿勢に組み合わされています。

ワイン生産者によって受け継がれてきた価値ある遺産

仕事に情熱を捧げる生産者たちの知識や技術によって、日々その価値を高めていくアルザス地方の寛大なテロワール

非常にアロマティックなワイン造りを目指した品種選び

驚くほどの多様性を誇る土壌やミクロクリマ(微気候)によってアルザスのブドウ栽培者は様々なブドウ品種を栽培することが可能です。そのため各品種の特性を重視し、それぞれの表現力を最大限に引き出せる土壌での栽培を行っています。アルザスの伝統的なブドウ栽培は、アルザスワインにその名称とアロマティックな特徴を与える主要7品種によって支えられています。

テロワールに適したブドウ栽培

ブドウ畑においても醸造所においても、アルザスのワイン醸造は爽やかな味わいとアロマの表現力に重点を置いています。霜による影響を制限し、日照を良くするために枝の高い位置で行うパリサージュの作業、または主に斜面に位置する区画では、土地の保水力を高め土壌浸食を制限するために畑を自然の草花と共存させる農法を採用しています。

 

テロワールの保護

テロワールを次世代へと繋いでいくためには、ブドウ栽培者は自然と共にブドウを育てることを学ぶ必要があります。ブドウの自然免疫力を高める、地中深くにまで根が伸びるよう促進する、または農薬等の使用を制限するなど、アルザス地方では有機農法、または減農薬栽培、バイオダイナミック農法が主流に行われています。

厳格な基準による枠組み

厳格な生産基準によって定められたノウハウが、アルザスワインに個性を与えています。アルザスらしさを表現するワイン造りを目的に、それぞれが目指すテロワールの表現方法に応じた基準がAOC法によって定められています。

特別な日照条件と気候

ヴォージュ山脈によって大西洋気圧変動から守られているため、アルザス地方はフランスで最も降水量の低いブドウ畑(500から600mm)の1つとなっています。アルザスのブドウ畑は日射量が多く、温暖で乾燥した半大陸性気候に分類されます。

Une exposition et un climat privilégiés

“アルザスワインに個性的な表情を与えるテロワールの特徴・・・”

ヴォージュ山脈による自然の壁がブドウ畑を守り、アルザス地方特有の気候を生み出しています。

まず大西洋気圧変動から守られているため、大陸性気候の特性が強調されています(夏は暑く冬は寒い)。そのためブドウの生育に適した気温(生育期は10度以上)に恵まれています。

続いて、西風が雨雲を運び、ヴォージュ山脈の西側に雨を降らせることで、雨水が乾燥したブドウ畑へと下っていくのです。年間平均降水量が600から650mmと少ないため、カビによる病害のリスクが低く、よってブドウ畑に対する薬剤の使用を制限することが出来ます。 

アルザス地方の気候で、他の地方と異なる点は、秋には温暖な日中と涼しい夜に恵まれることです。これが、ブドウのゆっくりと時間をかけた成熟を促進します。

こうして複雑なアロマが生まれ、熟した酸味がワインに爽やかさを与えるのです。