アルザスワインのヴィンテージ

2013年

少ない収穫量ながら素晴らしい年!

天候

2013年を簡単に忘れることのできる生産者はいないでしょう!天候条件によって、生産者たちが持てる限りの技術と知識をフル活用する必要が生まれた年となりました!

アルザス地方では、寒く、何よりも湿度の高いじめじめとした冬と春を迎えました。この天候は6月まで続き、5月に記録された非常に低い気温が、開花期を大幅に遅らせました。そのため、何よりもバラつきのでた開花期は非常に長く続き、花ふるいや結実不良を引き起こしました。夏に入ってすぐの時点で、すでに収穫量の減少と収穫時期の遅れが予想されました。7月と8月は非常に暑く、場所によってはブドウに水分ストレスを与えました。8月に降った数日の雨によって、ブドウの木は生育の遅れを多少取り戻すことが出来ました。コルマール周辺で観測された雹の影響は、幸いなことに限定的なものでした。

9月、ブドウ畑は全体的に満足のできる衛生状態を保ち、最初は非常に高かった酸度も、ワインに活力を与える好ましい度数にまで下がります。収穫が始まった時点で、日照、穏やかな気温、夜の冷気という理想的な天候条件がそろったことがポイントとなりました。

収穫

難しい収穫でした!天候(10月頭に訪れた雨期)の変化、ブドウの成熟度、衛生状態に応じて、ブドウ品種に関係なく各区画ごとに収穫する必要があったためです。

収穫開始日は、

  •     AOCクレマン・ダルザスが9月19日。
  •     AOCアルザスの品種は9月30日、しかしリースリングとゲヴュルツトラミネールのみ10月7日。
  •     AOCアルザス・グラン・クリュは、全てのリュー・ディと全ての品種(区画管理局に寄せられた特別許可を除き)が9月30日、しかしリースリングとゲヴュルツトラミネールのみ10月7日。
  •     ヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルが10月14日。

10月中旬に観測された不安定な天候と全体的な収穫量の少なさから、ヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルの収穫量もかつてないほど落ち込み、全体でわずか3 817 hl でした。(2012年に比べ60%以上減)

2013年の全体的な収穫量は、全てのAOCを合わせ、2012年より12.9%減の976 115 hlでした。その内訳は、AOCアルザスが697 839 hl(うち32 245 hl がコミューンとリュー・ディ)、AOCアルザス・グラン・クリュが38 026 hl、AOCクレマン・ダルザスが240 250 hl でした。

ワイン

クレマン・ダルザスは、このヴィンテージで大成功を収めたワインの1つで、ピノ・ブランがこのスパークリングワインの原料となる主要品種です。この年のピノ・ブランは、バランスが良く果実味溢れる素晴らしいスティルワインも生み出しました。ピノ・グリとゲヴュルツトラミネールは、驚くほど爽やかで、アルコール度が程よく制御されているため、非常にバランスが良く、料理との相性が抜群です。ピノ・ノワールはタンニン/酸味のバランスが良く、美しい色合いです。シルヴァネールは軽く、ブドウにかじりついたような味わいが特徴です。

ミュスカは品種の特徴を非常に良く表現していますが、花ふるいが原因で生産量が低下しました。リースリングの収穫は、厳しいものでした。収穫を遅らせた生産者は、雨の多い天気に悩まされたのです。幸いなことに、知識と熟練された技術を活用することで、品質を保証したのです。最終的に、完熟フルーツと白い花の香りを伴う、非常に丁寧に仕上げられた酸味を備えた、心地よい質感のあるワインに仕上がりました。

アルザスワイン委員会(C.I.V.A.)

2014年9月

アルザスワインのヴィンテージ

ブドウ収穫はその年によって変化します!毎年、自然の理とでもいうべき異なる気象条件がブドウ栽培者に課せられます。 年によって、これら気候の変化がワインの品質に影響を与えます。特にこれらの要素は、ボトルでの熟成に対してある種の指標を与えます。

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