アルザスワインのヴィンテージ
1986年
天候
1986年は非常に素晴らしい収穫量でした。気象条件が突如として悪化し、寒く高湿度な8月末から9月前半を経験した後、ワイン生産者は大きな不安を感じました。
6月末の完璧な開花期、最適な日照時間と気温の夏によって、数日の間に先の見通しに希望が生まれました。
幸いなことに、9月20日から暑く晴れた日が4週間続いたことで、成長が止まっていたブドウも、最高の条件下で成熟することが出来たのです。
収穫
AOCクレマン・ダルザスの収穫を始めた9月30日も、良い天気に恵まれました。その後、AOCアルザスとアルザス・グラン・クリュでは、10月9日からピノ・ブラン、オーセロワ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ミュスカ、そして10月13日からシルヴァネール、10月16日からリースリングとゲヴルツトラミネールと収穫が続きました。
数多くの区画は、高級なヴァンダンジュ・タルディヴおよびセレクション・ド・グラン・ノーブルに使う過熟したブドウのため、11月になって収穫が行われました。
1986年の収穫量は 1 189 000ヘクトリットル、過去5年間と比べ18%増となりました。
アルザスワイン委員会(C.I.V.A.)
1987年2月