アルザスワインのヴィンテージ
1970年
収穫に恵まれ、何よりもアルザス地方の特徴が際立つワインです
収穫
1970年の収穫は10月15日に開始し、輝く太陽の下、3週間にわたり収穫が続きました。
アルザス地方に限らずフランスの他の地方においても、前年の収穫量をはるかに超え、優れた品質のブドウが収穫できた年となりました。(95万hl)
ワイン
ヴィンテージ1970は、完璧なバランスと調和の取れた構成、テロワールの特徴が際立つ、非常にフレッシュなアルザスワインです。
シルヴァネール1970は、軽く心地よく、フルーティーで、調和が取れ、非常にアルザスらしいワインです。
ピノ・ブラン1970は、ある種の魅力を漂わせ、バランスが良く、非常にフレッシュです
リースリング1970は、テロワールの特徴を備え、非常にフルーティーです。
ミュスカ・ダルザス1970は、新鮮なブドウにかじりついたような印象を与える、このワインならではの果実味とブーケを感じさせます。
トケイ・ピノ・ダルザス1970は、コクがあり非常に豊かで、ワイン愛好家をうならせる豊満さがあります。
最後にゲヴゥルツトラミネール1970は、比類なきフルーティーさと包み込むようなブーケをもつワインですが、このワインの魅力の1つであるアロマの存在感を、この年の太陽から十分に引き出せていないことが残念な点です。
アルザスワイン情報センター
1971年5月