グラン・クリュ

ゾッツェンベルク

ミッテルベルクハイム

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ミッテルベルクハイムの丘の南側面に広がるゾッツェンベルクは、円形劇場のような形を形成しています。

畑が東から南の方角を向いているため素晴らしい日照条件を備えています。総面積36.45ヘクタールのテロワールは、ジュラ紀の泥炭土と石灰岩、および漸新世の泥炭土と石灰質礫岩から構成されており、保水性が高く、乾期に耐性のある土壌です。

昔はシルヴァネールの栽培で有名でしたが、ゲヴュルツトラミネール、リースリング、ピノ・グリの栽培にも適しています。

昔からゾッツェンベルクの名で知られており(1364年)、20世紀初期からリュー・ディ名で販売する特権を有していました。

泥炭土・石灰岩土壌のゾッツェンベルク特級畑から生まれるワインは、偉大なフィネスと独特な質感が特徴です。長期の熟成能力を誇るワインです。

Citation

爽やかさとまろやかな酸味をもたらす、繊細なテロワール。

ワインの奥深さが主張あるおおらかな酸味と組み合わさり、さっぱりとした軽やかな印象を与えます。フローラルとコショウの香りが、ワインのしっかりとした質感の中でデリケートに絡まりあっています。余韻は繊細で、その特徴である心地よく気品ある苦味が塩味とミントの風味を支えています。

シルヴァネールが主な栽培品種です。この品種は、この土地でアロマの潜在能力全てを発揮することが可能で、テロワールのフィネスと塩味を見事に表現します。ローリエやヴァーベナなどの高貴な植物のアロマがまろやかな甘さのあるストラクチュアの中で弾ける珍しい組み合わせです。 

その他の品種は、軽やかで心地良いストラクチュアに寄り添った素晴らしい酸味を感じます。

ロマン・イルティス

2012年度フランス最優秀ソムリエ & 2015年フランス最優秀職人賞(MOF)受賞

Consommation

約2年の熟成後、早くに開くグラン・クリュです。その後も見事な調和を保ちながら素晴らしく熟成するワインで、ヘーゼルナッツまたは生アーモンドの香りがアロマのパレットに加わります。

早熟のヴィンテージ: 口の中に広がる豊満で肉付きの良いボリューム感が、まろやかな甘さをもたらします。余韻の中でドライフルーツの風味と組み合わされた苦味が厚みを引き立て、ミネラル感を強調します。

晩熟のヴィンテージ:緊張感がより伸びのあるストラクチュアを明らかにします。フローラルの香りが支配し、ストラクチュアの軽やかさを印象付けます。余韻の塩味が繊細に漂います。


Accords

アルザス地方の郷土料理、または北欧料理と素晴らしい相性を持つグランクリュです。苦味がアクセントとなったアルザス地方の郷土料理やシャルキュトリ、または魚の燻製、ジャガイモなどの野菜が、料理とワインの組み合わせによる素晴らしい風味を生み出します。ワインの軽やかな印象が食欲をそそり、料理の味わいがワインの表現力を深めます